公民連携で長門湯本温泉の景観インフラの年次点検を実施

2022年9月22日、長門湯本温泉にて、道路や河川・植栽など、温泉街の魅力を形作る景観のインフラを点検する作業が、長門市及び温泉街で活動する民間団体の代表と共に実施されました。
これは、竹林の階段や紅葉の階段、飛び石、ベンチ、夜間照明など、観光まちづくり事業で新しく整備された多数の施設だけでなく、古くから親しまれている川沿いの遊歩道や足湯などを隈なく点検し、利活用の状況やメンテナンスの必要性を官民で共有し、未来につなげるための大切な取り組みです。
長門市からは、江原市長をはじめ観光政策課、都市建設課など複数の部署から担当者が参加したほか、温泉街からは、長門湯本温泉景観協定運営委員会の赤川会長、湯本まちづくり協議会の荒川会長、長門湯本オソト活用協議会の白石会長、長門湯本温泉まち株式会社の木村エリアマネージャーなど、日頃から景観の維持に尽力されている各団体の代表が、それぞれ参加をされました。
参加した皆さんは、全員が点検用の図面を携えて、恩湯広場〜竹林の階段〜ゆずきち坂〜紅葉の階段〜音信川の両岸〜河川公園を、2時間以上かけてじっくりと点検。度々足を止めては、美観維持のための作業内容や鹿による食害対策、増水後のメンテナンスの必要性、桜や柳の樹齢への懸念など、現地で管理を担う立場からの課題を共有していきます。
一方で、温泉街を皆で歩けば、広場のハンモックや川沿いのベンチで和む人々、川床や足湯で水辺のそぞろ歩きを楽しむ家族連れなどの姿が多く見られ、新しくなった温泉街の景観の素晴らしさが、広く受け入れられている現状も見ることができました。
休憩を挟んで、再開された第二部では、長門湯本温泉の重要な魅力の一つ夜間照明の点検も行われ、合計5時間にも及ぶインフラ点検作業は終了しました。共有された現状と課題は、それぞれ専門的に精査され、より魅力的な温泉街の形成に活用されていく事でしょう。参加した行政及び民間団体の皆さん、本当にお疲れ様でした!