長門湯本REPORT:大寧寺にて「新春献湯式」が執り行われました
2026年1月4日(日)、大寧寺の開山堂にて「新春献湯式(けんとうしき)」が執り行われました。
当日は厳しい寒さの曇り空となりましたが、午前11時より長門湯守株式会社共同代表・伊藤就一さんの司会のもと、儀式が進行されました。参列者には、同社共同代表の大谷和弘さん、長門湯本温泉まち株式会社の木村隼斗さん、白石千里さん、土田由里さん、第16代坂倉新兵衛さん、大寧寺総代の大谷峰一さん、赤川孝昭さんら関係者が名を連ねました。
この儀式は、江戸時代まで行われていた伝統行事を、昨年、百数十年ぶりに復活させたものです。
室町時代の1427年、大寧寺三世・定庵殊禅(じょうあんしゅぜん)禅師が住吉大明神のご神託によって源泉「恩湯」を発見したという伝説に基づき、温泉の恵みをもたらした「五大尊(ごだいそん)」へ初湯を捧げます。
今回の献湯式は、昨年10月に急逝された岩田前住職の後を継ぎ、蔵重副住職が導師を務められました。
献湯に用いられた「湯壺」は、この儀式のために第16代坂倉新兵衛さんが特別に作陶したもので、中には当日の早朝に恩湯から汲み出された初湯が納められています。
蔵重副住職による読経が厳かに響く中、参列者は順に焼香を行い、温泉の恵みへの感謝と地域の安寧を祈願しました。
一昨年来、この伝統行事の復活に多大なる尽力を尽くされた岩田前住職。その揺るぎない意思は、新しい世代へと確かに引き継がれています。
式の最後、蔵重副住職からは「このような尊い儀式は、これからも続けていけるようにしたい」との言葉が述べられました。
長門湯本温泉と大寧寺は、開湯以来、深い歴史的絆で結ばれています。
こうした伝統行事の継続は、地域の文化を次世代へ継承するとともに、この地が歩んできた独自の成り立ちを改めて見つめ直す貴重な機会となっています。

































































































