長門湯本NEWS:しっちょき隊レポート「クラフトビールの現場を知る~365+1 BEER見学記~」

8月8日(金)長門湯本温泉にて、温泉街で働くみんなが集まり共に学ぶ場「しっちょき隊(※)」の活動が行われました。
今回のテーマは地域密着の「クラフトビール」の魅力。温泉街のクラフトビール醸造所「365+1 BEER(サンロクロクビール)」を訪れ、製造現場と醸造にかける想いを学びました。
対応してくださったのは、365+1 BEERの有賀敬直さん、彩香さんご夫妻。都市計画のコンサルタントでもある有賀敬直さんが、地域プロジェクトを通じて長門湯本に関わるうちに、この地の魅力を感じて家族で移住を決めたと言うストーリーに、参加者の興味も深々です。
【しっちょき隊の学びレポート】
•ビール名の由来:地元の日常「365日」と、観光客の特別な「1日」を楽しんでもらう意味で命名
•創業背景:都市計画コンサルタントとして長門湯本温泉に関わりがあった有賀さんが、ビール好きで夫婦で開業
•建物は元薬局をリノベーションし、看板の“湯”のネオンも再利用
•香りが強いビールは2ヶ月以内、香りが抜けにくいビールは3ヶ月以内が飲み頃
•輸送時は冷蔵保管必須、味や香りの変化防止のため管理徹底
•ビール構成:ホップ、麦芽、酵母、水+香りづけのボタニカル
•特徴的な原料:津田農園のベリー、界長門限定販売の小野茶など
•工夫:ホップやボタニカルを入れるタイミングや発酵方法で苦味・香りを調整
総勢20名を超える参加者を前に、クラフトビールの製造や運営、産業としての位置付けなどを説明する有賀さん。原材料となるホップや麦芽なども間近で見る機会も提供してくれました。
酒粕・麦芽粕を再利用する「バトンタッチプロジェクト」や大津緑葉高校への飼料提供など、廃棄物の再利用を通じて、サステナビリティへの取り組みも、とても印象に残りました。
工場内に並んだ醸造タンクを前に、製造工程を詳しく語ってくれる有賀さん。参加した皆さんは、この場所で生まれるクラフトビールの魅力を深く学んだ貴重な機会となりました。有賀さん、参加者のみなさん、お疲れ様でした!