長門湯本NEWS:向陽小学校 × 湯道 × 長門湯本温泉「こども湯道教室 2025 ①事前学習編」レポート
今年も向陽小学校で「こども湯道教室」を開催!

2025年5月19日(月)、長門湯本温泉の元湯「恩湯(おんとう)」の共同代表である大谷和弘さんが、地元の向陽小学校を訪れ、3・4年生の児童と一緒に「こども湯道教室・事前学習編」が開催されました。
「こども湯道教室」は、地域の未来を担う子どもたちに、日本が誇る入浴文化の素晴らしさや、600年の歴史を持つ恩湯の大切さを理解してもらうことを目的に、向陽小学校・長門湯本温泉・そして「湯道」を推進する一般社団法人 湯道文化振興会が協力して実施している学びの場です。2023年11月、恩湯が第二回湯道文化賞を受賞したことをきっかけに始まり、今回で3回目の開催となります。
午前8時45分、教室に入った大谷さんを、3・4年生の児童10名が元気なあいさつで迎え、湯道教室がスタートしました。「恩湯を知っている人は?」という質問に、全員が「知ってます!」と明るく答え、大谷さんも満面の笑顔。向陽小学校と長門湯本温泉は、毎年のウォークラリーや清掃活動などを通じて、地域と子どもたちが共に学び合う仲間のような関係を築いています。
「温泉の温度は?」「恩湯の深さは?」といったクイズ形式の対話にも、元気に答えていく子どもたちの姿がとても印象的でした。大谷さんが明治や大正時代の恩湯の貴重な写真を見せると、子どもたちから驚きの声が上がる場面も。600年の歴史を持つ、全国でも珍しい温泉が自分たちの身近にあることに気付いて、子どもたちの目がキラキラと輝いていく――そんな有意義な約40分間の授業でした。
参加された皆さん、本当にお疲れさまでした!
※次回は6月4日に恩湯にて開催予定の「こども湯道教室 ②実践編」へと続きます。