長門湯本NEWS:向陽小学校 ×長門湯本温泉「うたあかり特別授業 」レポート

2025年6月2日(月)、地元の向陽小学校にて5・6年生のみなさんとの「うたあかり特別授業」が開催されました。これは、土あかり制作や清掃活動、セレモニー参加などを通じて、「音信川うたあかり」に協力してくれている向陽小学校のみなさんが、その目的や魅力を深く学び、みんなでできることを考え、実現するためのプロジェクトの一環です。
特別講師としてお招きしたのは、照明デザイナーでうたあかり総合プロデューサーである長町志穂さん(LEM空間工房)。うたあかりの演出だけでなく、長門湯本温泉の夜間景観を手がけるあかりを通じたまちづくりのプロフェッショナルです。
児童たちを前に、温泉街のリニューアルに合わせて、2019年に始まったうたあかりの歴史や魅力を語る長町さん。冬の閑散期対策として小さくスタートしたイベントが、地域の力を借りて年々大きく魅力的になっていくさまを、みんなは真剣に聞き入っていました。
「初めてうたあかりに参加したのはいつ?」との長町さんの問いに「幼稚園のとき」「小1のとき」と答える児童たち。「新しく作られた広場を、みんなの思い出の場所にする」そんな思いで始まったうたあかりも7年目を過ぎ、子どもたちの中には素敵な思い出として刻まれているようです。
授業の後半は、3つのグループに分かれてのワークショップ。長町さんのお話を参考にしながら、「音信川うたあかり」をもっと盛り上げるためのアイデアを真剣に出しあいました。
児童たちからは何十ものアイデアが飛び出し、各グループで整理・検討されたあとに発表タイム。「SNSやYouTubeを使って広めたい」「他校を遠足に誘う」「お土産グッズをつくってプレゼント」「点灯式で合唱を披露する」など、どれも実現してみたくなるような魅力的な提案ばかり。発表するたびに、長町さんやまちづくり会社の関係者からは、大きな笑顔がこぼれました。
次に控える「うたあかり2026」では、今回のみなさんのアイデアが実際の会場を彩ることを、私たちも楽しみにしています。向陽小学校5・6年生のみなさん、そして先生方、本当にありがとうございました!