令和6年度 長門湯本温泉景観インフラ年次点検を実施しました
2024年9月30日(月)、長門湯本温泉にて道路や河川・植栽など、温泉街の魅力を形作る景観のインフラを点検する作業が、長門市及び温泉街で活動する民間団体の代表と共に実施されました。
これは、竹林の階段や紅葉の階段、飛び石、ベンチ、夜間照明など、観光まちづくり事業で新しく整備された多数の施設だけでなく、古くから親しまれている川沿いの遊歩道や足湯などを隈なく点検し、利活用の状況やメンテナンスの必要性を官民で共有し、未来につなげるための大切な取り組みで、今年で3回目の実施となります。
昨年に引き続き、長門市からは江原市長をはじめ観光政策課、都市建設課など複数の部署から担当者が参加したほか、温泉街からは、長門湯本温泉景観協定運営委員会の赤川会長、湯本まちづくり協議会の伊藤会長、長門湯本オソト活用協議会の白石会長、湯本地区の河本自治会長など、日頃から景観の維持に尽力されている各団体の代表が、それぞれ参加しました。
参加した皆さんは、全員が点検用の図面を携えて、恩湯広場〜竹林の階段〜ゆずきち坂〜紅葉の階段〜音信川の両岸〜河川公園〜大寧寺旧参道をじっくりと点検。まだまだ暑い日差しの下でも度々足を止めては、竹林の育成具合やサイン・看板の劣化具合、増水後の河川や桜並木の状況などを細かくチェックしていきました。
竹林の階段では数年間の苦労を経て太い竹が育っている状況を確認したり、一部の植栽では生育が芳しくない状態を報告したりと、年月を経て良くなっている箇所、改善が必要な箇所を全員で共有していきます。
配られた資料には、これまでの年次点検後の各エリアの状況も併記され、改善が進んでいるものや経過観察中のもの、対応が完了したものなどが丁寧に確認されていきました。
汗だくになりながらの約2時間半の点検作業では、現場を見ながらの貴重な意見交換も多数行われ、共有された現状と課題は、それぞれ専門的に精査され、より魅力的な温泉街の形成に活用されていく予定です。参加した行政及び民間団体の皆さん、本当にお疲れ様でした!