長門湯本REPORT:今年も南条踊りが奉納されました
今年も恩湯広場にて「湯本南条踊」が奉納されました
午後1時、照りつける太陽の下、大寧寺にお囃子の音が鳴り響き、鮮やかな衣装を身にまとった湯本南条踊保存会のみなさんが行列になって境内に進みます。鳴り響く鐘の音、太鼓の響き、歌にあわせ、力強く一歩一歩踏み占めるようにして踊る『湯本南条踊』。由来には諸説ありますが、天正7年頃吉川元春が南条元続に攻め込むときに、南条の踊り好きを利用して、兵士たちを踊り子に変装させ攻略したといういい伝えがあるそうです。
大寧寺にて約30分ほどの踊りを奉納した一行は、赤崎神社、飯山八幡宮へと場所を移し、多くの観客に見守られながら踊りを披露し続けます。この日は、夏が戻ってきたかのような猛暑日。昔ながらの重たい衣装や道具を身につけた保存会のみなさんも、汗びっしょりになりながら懸命に神事を務めていました。