長門湯本NEWS:「長門家守」設立&「さかさま不動産 」長門支局の開所式が行われました!
6月7日(金)、長門湯本温泉 で「さかさま不動産」長門支局の開所式が行われました。イベントを主催したのは、「長門家守合同会社」。長門湯本温泉の観光まちづくりに関わる複数のメンバーが、今後も増加が予想される空き家や遊休地と、価値観を共有し前向きにチャレンジする人たちを結びつけるために新しく設立された会社です。
会場となった恩湯の休憩室には、温泉街の住民や事業者だけでなく、市内外で様々なチャレンジを続けている人たち約30名が集まり大変な熱気。長門家守の有賀敬直さんの挨拶でスタートしたイベントでは、同じく長門家守のメンバーで長門湯本温泉のエリアマネージャーでもある木村隼斗さんが、温泉街で続く観光まちづくりの概要を説明しました。
2018年からの温泉街の再生プロジェクトを通じ、公共空間活用、旅館再生や新規事業など様々な前向きな変化を紹介する木村さん。この度、地方の共通課題である遊休不動産の活用促進のために、さかさま不動産の長門支局として活動を開始することが説明されました。
続いて、さかさま不動産を運営する株式会社On-Coの代表取締役 水谷岳史さんが登壇し、同サービスの内容やこれまでの実績をプレゼンテーション。不動産WEBサービスとして「空き家で挑戦したい人の想いを可視化して貸主を募集する」仕組みや、「物件を公開せずに大家さんが貸したい人を選ぶ」点など、一般的な不動産仲介とは真逆の発想に参加者のみなさんも興味深々でした。
実際に、さかさま不動産のホームページを見ても物件の情報は掲載されず、絵描きのアトリエからゲストハウス、飲食店など空き家を使って様々なチャレンジを目指す人達の熱い想いが綴られています。借りる人も貸す人もLINEを使って登録できるシンプルさもあって、全国各地で面白いマッチングが起こっているそうです。
質疑応答のコーナーでは、地元や事業者の方から次々と質問の手が上がり、みなさんの関心の深さが窺えました。締めくくりでは、参加者全員が「空き家を使って叶えたいこと」を披露しあうワークショップも行われ、みんなの夢があふれる楽しいイベントとなりました。
全国的にも広がる「空き家」の課題を、逆転の発想で「夢を叶える場所」に導くさかさま不動産のユニークな試み。長門家守では、その長門支局として活動しつつ、この街で前向きにチャレンジする人達を応援していくとの事で、温泉街のワクワクがますます大きくなってきそうです。
参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました!