長門湯本温泉の10年の観光まちづくりをまとめた書籍「温泉街リノベーション」が発売されます!
長門湯本温泉の観光まちづくりの10年をまとめた1冊『温泉街リノベーション〜公民連携&星野リゾートで挑む「オソト天国」長門湯本温泉の10年〜』が、2025年12月3日 旅行読売出版社より発売されます。
全国的にも注目を浴びている長門湯本温泉の観光まちづくり。その軌跡をたどる本書を執筆したのは、温泉街再生の立ち上げから参加してきたエリアマネージャー木村隼斗さんと、長年にわたり現地取材を重ねた旅ジャーナリストのかたあきこさん。
全9章にわたる構成は、印象的な温泉街の旬の写真から始まり、各年代ごとの議論・葛藤・決断が入念に語られています。要所要所には、まちづくりに活かされた図表や当時の写真も掲載されて、まちづくりに馴染みのない方にも分かりやすい内容になっています。
〜以下プレスリリースより抜粋〜
人口約3万人の小さな市にある、静まり返った温泉街。
そこで本当に起きたのは、“まちをまるごとリノベーションする”という前例のない挑戦でした。
本書は、その舞台のど真ん中にいた元官僚のエリアマネージャーと、長年にわたり全国のまちと温泉地を取材してきた旅ジャーナリストが、当時の迷いや葛藤も含めて書き残した「現場の記録」です。
舞台は山口県長門市の長門湯本温泉。老舗旅館の破綻 をきっかけに、市は公費での解体に踏み切り、「一軒を救う」のではなく「温泉街をまるごと再生する」、という大胆な方針を掲げました。そこに加わったのが、霞が関から派遣された若手官僚、ホテル運営で知られる星野リゾート、そしてさまざまなジャンルから集められた外部専門家たち。行政・銀行・地域、地元旅館の若旦那たちが世代を超えて手を取り合い、「川と歩く体験を軸にした温泉街」をめざして動き始めます。
外湯の民設民営による再建、河川を活用した社会実験、景観ガイドラインづくり、空き家活用第1号のカフェ誕生、入湯税引き上げを実現し、それを活用する基金の設立————。
そのすべての決断と合意形成の裏には、「住む人も訪れる人も豊かな気持ちになり、次の世代につなげることができるのか」という問いがありました。
まちづくりの専門用語や、先進事例ゆえに難解になりがちな仕組みも、一般読者にもわかりやすく書き、図表やまとめを多く掲載しているのも本書の特徴です。
官僚を辞めて現場に立ち、まちの再生に挑んだ木村隼斗と、10年にわたりその歩みを追い続けた旅ジャーナリスト・のかたあきこ。異なる立場から見つめた10年を、一冊にまとめました。
なぜその判断に至ったのか、どうやって人と立場を越えてつながったのか。
それぞれの視点が交差することで、長門湯本温泉の10年が立体的に浮かび上がります。
かつて静まり返っていたまちが、いまでは“令和の温泉街再生モデル”として全国から注目を集め、視察や取材が絶えない長門湯本温泉。
その変化の核心には、仕組みではなく“人の力”がありました。
温泉が好きな人、旅が好きな人、観光やまちづくりに関わるすべての人に。
読むと、旅に出たくなる。まちを変えた人たちの10年の物語です。
『温泉街リノベーション〜公民連携&星野リゾートで挑む「オソト天国」長門湯本温泉の10年〜』は12月3日発売。現在はAmazonなどのオンライン書店にて予約を受け付け中ですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

































































































