長門湯本NEWS:住吉明神社 春祭りが今年も執り行われました
温泉の恵みに感謝を捧げる住吉明神社 春祭りが執り行われました

2025年4月22日(火)、長門湯本温泉の住吉明神社にて、春の恒例行事である「春祭り」が今年も厳かに執り行われました。この神事は、今から約600年前、大寧寺の定庵禅師が住吉大明神から授かったとされる温泉の恵みに感謝を捧げる、地域にとって大切な伝統儀式です。
当日の朝、恩湯前の千代橋には、今年も大きなのぼり旗がたなびき、温泉街に凛とした空気が漂います。長門湯本に温泉を授けたとされる住吉大明神を祀る社は、その伝説の泉源を持つ恩湯を見守る丘の上にあります。
午前11時、神事には湯本区自治会・河本会長をはじめ、湯本温泉旅館協同組合・大谷理事長、恩湯を運営する長門湯守・伊藤共同代表、そして江原達也・長門市長らが参列。観光関係者や地元の方々も静かに手を合わせ、温泉の恵みと街の繁栄への祈りを捧げました。
神事の締めくくりには、読経を務めた大寧寺・木村禮道和尚から温かな激励のお言葉が贈られました。初夏へと向かうこの季節、地域がひとつになって迎える観光シーズンに、あらためて身の引き締まる想いが共有された一日となりました。