長門湯本温泉に伝わる奉納神事で、大寧寺や赤崎神社楽桟敷などを回って踊りを奉納します。山口県の無形民俗文化財に指定されています。
四百年以上も昔、この地方一帯で牛馬に疫病が流行したため、農業の守護神をまつる赤崎神社に祈願したところ、願いが叶ったため、『楽踊り』や『南条踊り』などの芸能が奉納されるようになったと言われています。
鳴り響く鐘の音、太鼓の響き、歌にあわせ、力強く一歩一歩踏みしめるようにして踊る『南条踊り』。由来には諸説ありますが、天正7年頃吉川元春が南条元続に攻め込むときに、南条の踊り好きを利用して、兵士たちを踊り子に変装させ攻略したといういい伝えがあるそうです。
刀を忍ばせて鮮やかな衣装を身にまとった、湯本南条踊保存会のみなさん。厳粛でかつ、迫力のある踊りに圧倒されます。