長門湯本温泉 公式観光サイト
今年で4回目となるあかりのイベント「音信川うたあかり2022」は4月7日、約1ヶ月間の会期を経て、無事に終了いたしました。
寒い季節の温泉街に、あたたかい笑顔が溢れたら。
そんな願いから、長門市出身の童謡詩人「金子みすゞ」の詩をテーマにしたあかりを温泉街に灯し始めた「音信川うたあかり」。
たくさんの地域の方々のご協力があって、昨年以上のたくさんのあかりが灯り、来てくださった多くの方々を魅了しました。
竹林の階段から恩湯広場へと続く「幻燈輪舞エリア」。
みすゞさんの11編の詩の朗読にあわせて、様々なモチーフのあかりが点いては消え、竹林を照らし、ときには建物や山々にも浮かび上がります。
動きのあるあかりの演出に、思わずくるくると踊りだす子どもたち。
息をのんで、肩から掛けたカメラを握りしめ、シャッターチャンスを待つ人。
耳を澄ませて、詩のもつ世界や込められた思いに心を傾ける人。
誰かがあかりの中をゆっくりと歩けば、その陰がまたあかりの一部になります。
恩湯前の芝生広場に広がる「みすゞのお庭エリア」。
長門市内の幼稚園、保育園のみんな、そして小中学生をあわせた児童約3000名のみなさんが作った、あかりのモチーフが芝生に散りばめられています。
子どもたちが気の向くままに色をつけたモチーフは紅葉や、鳥、桜。ひとつひとつに個性があるけれど、いくつも集まってあかりが灯ると、それぞれの色がとても素敵に呼応します。夜が更けると空から落ちてきた星屑のようにも見えて。いつまでも眺めていられるのは、子どもたちの気持ちがこもっているからなのかもしれません。
川に映し出されたあかりも美しい「おとずれ川エリア」。
川沿いに設置されている大型のモチーフは、イベントを立ち上げたときに湯本に住むみなさんとのワークショップで作った、思い出深いあかりです。
音信川に架かる橋が照らされ、川面にも映し出されたあかりが続く光景は、そぞろ歩きを誘う、古き良き街並みの美しさです。
そして今回から音信川河川公園に新しく加わった「お魚たちの夢エリア」。
海をイメージした真っ青な空間に足を踏み入れると、まるで海の中に潜り込んだよう。
子どもたちが作った小さな魚たちが連なって、大きな魚になったモチーフが一緒に泳ごうよと言わんばかりです。
今回のうたあかりは延期を経ての開催でしたが、延期したからこそ楽しめたのが、あかりと桜の共演。まるで海の中に咲く桜のように、幻想的でした。
そして最後に、河川公園までの足元を優しく誘導してくれたのが「土あかりエリア」。
萩焼深川窯の先生方のご協力のもと、地元の小学6年生が作った萩焼のランプシェード。
繊細に切り抜かれた模様からあかりがこぼれると、なんとも優しいやわらかいあかりになりました。
「うたあかり」のイベントは、地域のみなさんとの準備の工程から、少しずつ心にあかりが灯って、それが形になるそんなイベントです。
長門湯本温泉街の冬の風物詩。たくさんの方にとって大切なイベントになりますよう、また来年もあかりを灯してお待ちしております。